関西テレビ大多社長の会見内容が大きな波紋をよんでいます。
とはいえ、会見をすべて観るのは時間もかかるし大変!
でも大手ニュースサイトの記事では物足りないし、もうちょっと詳しく知りたい。
そんな人のために、この記事はまとめられています。
ぜひ最後までご覧ください。
カンテレ大多社長の会見はフジテレビと大違い!詳細まとめ
この事案は、大多社長がフジテレビで専務取締役として在籍した時の事案
当たり前のことですが、この件には関西テレビは一切関係していません。
視聴者、社員、取引先など多くの方にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
関西テレビとしてはフジテレビにきちんとした調査を要求したい。
女性アナウンサーを伴った芸能人との会食については、関西テレビとしても調査を行いたい。
具体的な日付は決まっていないが、早々に調査を行いたい。
ここまでが社長の自発的な発信内容となります。
- カンテレのCMについての影響は?
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30数社がACジャパンに差し替え、または提供社名のテロップを外す対応をとった
- 大多社長はフジ専務時代に、この事案を把握していたのか?またいつ頃把握したのか?
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把握していました。
時期についてはこの事案が発生してからほどなく報告があがっております。
非常に重い案件だと思いましたし、ある種の衝撃を受けました。
ですので女性のケア、人権、プライバシー、心身のケアというのをしっかりやらないといけないというのを強く思ったのを覚えています。
その女性がおおごとにしたくない、誰にも知られたくない、そういうなかで私まであがってきた。
(大変重い事案だったので)私の方で止めることもできたが、自分の判断で港社長に報告した。
その日のうちにあげたような記憶があります。
- 相談後の対応と、だれかtoなかいを継続した理由は?
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彼女のケアとプライバシーを最優先、限定された社員が彼女のケアにあたった。
まずは専門医の先生に診てもらったりということをやっていた。
そういう状況の中で、だれかtoなかいが放送しているのはどういうことなんだということですが……
私のなかでは彼女のことが、公けにならないようにということが最優先でしたので、秋と春の番組改編の時に唐突に番組を終了させることで、彼女にどんな影響があるかを常に考えていました。
中居氏を守ろうとかそういう意識はなかったですね。
それよりも彼女を守るのに最善の手は何なのか?ということを考えていました。
いつ番組を終わらせるかというのは常に頭の中にあった。
そのことが彼女にとって、「そうじゃない」ということであれば我々の考えが至らなかったですし反省もしなければならない。
自分も調査を受けるでしょうし、その辺も含めてフジテレビの調査できちっと明らかにしなければならないなと思います。
- カンテレ制作のココロのナカイが放送されたが、事前に事案の報告をしていたのか?
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もちろんないです。
秘匿性が高くて、センシティブな内容だと思いましたので、この件について関西テレビの方と話したことは一切ないです。
当時この事案に全く関係ないカンテレが企画してそれを放送したということです。
- 大多さんはフジテレビの会見をどんな風にご覧になられましたか?
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とにかく調査委員会の方でしっかり検証するようにしていったんだなと思いました。
であるならばしっかり調べてほしい。
しっかり(調査を)やってほしいなと思いました。
- 大多さんの口から、被害に遭われた女性に伝えたいことは?
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体調が少しでも良くなっているならばいいなということと、もし寄り添うならケアが足りていたのか足りていなかったのかすごく感じる。
- フジテレビ社員の関与については耳に入っていたのか?
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中居氏と女性の2人の事案として入っていた。
間に人が入っていたことは私は把握していなかった。
- 女性アナウンサーや女性社員を伴った会食をしたことはあるのか?
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あります。
それ自体が悪いことだと思ったことはないです。
私自身も会に出たことがありますし、(女性が)本当は行きたくなかったのにということでしたら申し訳なく思っていますが、基本的に会食は常態化というかあります。
ただ、今回報道されているような性の上納とか献上、それとはまったく性質が違うと思っているんですね。
私のなかではそういうこと(性の上納)はなかったと思っていますので、すべて女性アナウンサーとの会食が良くないとか思っていませんでしたね。
- 中居に言いたいことは?
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この事案だけを見れば、示談もされていますし守秘義務もありますので、そこにどうこう言うつもりはありませんが、番組を続けていこうというつもりは一度もなかったのと、気持ちは一緒です。
(怒りがあった?)そうとってもらって結構です。
- 報告があった内容は具体的にはどういった内容だったのか?
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内容は詳細には聞いておりません。
女性のある報告・訴えを限定した社員が聞いて、上がってきたということです。
ですから、どういう中身でいつ何時何があったのか、詳しくは聞いてないです。
- 重い内容だったということだが?
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女性のプライバシーに関わるので答えづらいです。
- 中居についての調査をしなかったのはなぜか?
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中居氏の方からのコンタクトはあった。
そのなかで、(中居側の)話は聞いている。
ただしすべて女性につながっていくことで、この場で申し上げることはできません。
ただ、中居氏に調査を行うことで、女性に良い影響があるとは思っていなかった。
そのことで中居氏を守ったようにも見えたかもしれませんし、番組を続けたのは何故なんだということに繋がると思うんですけど……
なので彼女を守るためにしていたことが、それは企業ガバナンスとして違うとか、もうちょっと手があったんじゃないかとか、やりようがあったんじゃないかとか、そのご指摘だと思うんですけど、足りてない部分があれば、私自身も反省しなければならないと思っています。
- 振り返って、対応に問題はなかったと思っているのか?
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問題ないとは思ってないですよ。
もっと何かできたんじゃないかということですよ。
企業ガバナンスとしてももっとできることがあったのかどうか?
あの状況の中で他に何か良い解決策はなかったのか?というのは常に思いますね。
当時これが最善と思っていた。
- この事案でフジテレビ社員が会をセッティングしたという情報は、社内外からなかったのか?
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私は知りませんでした。
- この事案について、フジテレビ専務としてどのような役割を持って関わっていたのか?
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女性のケアを最優先にするようにという指示、どういった形で番組を終わらせるのかということ。
基本的にはこの2つですよね。
彼女のコンディション、体調については逐次報告がありましたので聞いておりました。
その辺のことを判断しながら、少ない人数でやっていた。
- 大多さんはこの事案について最も責任ある立場だったのか?
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責任の所在というとあれですけど、私は編成担当の専務でしたから、この事案では何人かで話し合いながら、港社長とも話し合いをして決めていくという立場にありました。
- 大多さんの判断で、中居氏の番組の継続や打ち切りができる立場だったのか?
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そうだといえばそうだし、限られた人数のなかで、港社長も含めて、判断していた。
そういうなかで番組をやめるという判断ができなかった、しなかったということです。
- タレントとテレビ局職員のトラブルを防ぐガイドラインの作成や呼びかけなどしていることは?
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セクハラだけでなくパワハラなどあった場合は、こちらに相談してくださいというラインがある。
そこはカンテレはしっかりしてるなあという印象です。
秘匿性が高いものであれば、本当に限られた人数にだけあがってくる仕組みがあります。
(この事案を受けて新たに作成したガイドラインは)ないですが、調査を行なってもし組織に足りないところがあれば、考えないといけないところです。
- フジテレビの会見が閉鎖的な会見で、大きなバッシングを受けたことについては?
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こういう案件ですので、当然考えてフジテレビはあの会見を行ったと思います。
今の立場で、あの会見をどうこうっていうのは言いづらいですね。
- 一方でカンテレは開かれた会見をした想いとは?
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カンテレとしては、定例会見に今回の件でたくさん質問があると思い、こういう形に当社として判断したということです。
- この事案を最初に報告した時の、港社長の様子は?
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ものすごい苦渋の顔をされていましたよ。
港社長からも最初に、彼女の心と健康を最優先にしなさいという指示がありました。
- 報道以降、港社長と話し合ったり、連絡を取ったりしたのか?
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カンテレに来てからも、数少ない人間から報告はもらっていた。
港社長と直接話し合ったのは数回。
- 報道が出た時、大多社長はどう思ったか?
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すぐ彼女のことを思いましたね。
大丈夫なのかと思いました(心配)が、示談したということなのでそれなりの結論が出たのだろうと思いましたね。
先ほども言いましたけど、健康であればいいなと思いました。
- 被害女性はどうしたいと、報告を受けていたのか?
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この件を知られずに、仕事を続けたいと報告を受けていた。
- 番組を終わらせるタイミングは、松本人志氏のスキャンダル発覚時点でもあったはず。
本当に女性と向き合っていたのか? -
彼女が良い状態になって、言葉は難しいですけどソフトランディング(そっと仕事復帰)させる、タイミングをうかがっていた。
- 大きな影響力を持つ芸能人への忖度はあったのでは?
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私はないです!
- フジテレビの社員の関与はなかったということは、個別に女性と中居氏が会食を行った?
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フジテレビが調査した結果、関与はなかったと発表したのですから、そういうことなのでしょう。
僕のところには報告は来てないですよ。
- 報道にあった内容はどこまで報告があがっていたのか?
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示談をするかもしれないというような、情報的なものはもらっていたが正式には聞いてないです。
- 一般的な会社はトラブルがあったら公表するが?
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この内容では示談があったからといって、公表できないのが普通だと私は思います。
この件に関しては公表する必要はないと思います。
- スポンサーが続々降板となっているが?
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カンテレとしては大変憂慮しています。
それだけにフジテレビの方にはきちっと調査をしてほしいし、早く進んでどういう形が良いのかということが早く出てこないと、FNS系列からすれば、はやくフジがこうなるということが出ないと、簡単じゃないと思っていますので、だから早い調査をしっかりとして、カンテレが関係なくてもスポンサーが離れてるわけですから、フジとしては早く進めてほしいということです。
- カンテレとしてフジに対して苦言を呈していくということか?
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もちろんです。
- CMの差し替えが続々と起こっていることを、スポンサー企業からのどのようなメッセージと捉えているか?
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フジテレビの対応、ガバナンス、隠してたんじゃないかということが、しっかりと払拭される。
もしくは説明がしっかりされるということがないと、ダメなんじゃないかというメッセージだと受け止めている。
カンテレ大多社長の会見詳細|まとめ
実はまだまだ続きはあって、カンテレ社員に向けたメッセージなどもありました。
ですが今回は中居氏やフジテレビ関連の話を中心にまとめてみました。
フジ系列は全て苦境に立たされていますが、どうなるのでしょうか?